プログラミングやシステムを作るという事は、もう何度も言うけれど、趣味でやるのと仕事でやるのは異なる。
趣味でやるなら徹底的にこだわって徹底的に分野を絞ればいいけれど、仕事でやるなら幅広くどんなことにでも対応できるオールマイティな力を持つべきだと思う。
技術の温存は続かない
秒針分歩で進む最近のテクノロジーは、昔の様に専門分野をもってもすぐに古いものになる。特に開発言語系のトレンドは時代に左右され、時流に左右される。たまたま時代の流れで今は半導体などが伸びているが、この先どうなるのだろうか?誰も読めない。こんな時代に、自分の技術にこだわり、マスターしたわずかな知識を温存しても、それは技術のガラパゴスになるだけではないか?と思う。
貴方の生き方に合わせて
特に、これからの時代、組織や会社に属して生きていかないケースが多くなるし、独立系、フリーランスで生きていきたい人も多いのではないかと思う。そんな思いを通したいのなら、何でも屋を目指すべきだと僕は思う。時代の変化とトレンドにいち早く敏感になり、いつでもどんなことにでも対応できる柔軟な技術者をめざすべきだと思う。
求めるポイントは?
何でも屋=何もできない、とみられがちで昔は何かを極めろ!と言われた。いわゆるドメイン知識。
これを持つ事は大切であるけれど、それに拘らないことの方が僕は大切だと思う。なぜなら、何かに偏ってしまったとき、それしかできなくなったとき、それがなくなったら仕事ができなくなるから。
ある会社に属して、しかも、大きな会社で、おそらく自分が定年になるまで潰れないくらいの大きな会社で、サラリーマンを勤め上げるつもりなら、その会社のその部署の専門的な分野を極めても悪くはないけど、もしフリーランスでいきたいと思うなら、とにかく何でもできる総合技術力をもつことが大事。いつでもなんでもかかってこいの技術屋さん。
その中で、得意な分野を持つ事はプラスになるから、その得意な分野は趣味でもいい!たまたま今目の前にあるお仕事の分野でもいい!これが好き!これが極めたい!と思ったら、どんどん自分の時間の中で追求すればいい。土日休み朝昼構わず、どんどん極めれば良い。
ただし、メシは食わにゃならんので、とにかく今目の前にあるその仕事が、その世界の物でなくても、もし、求められるのなら、その仕事も貪欲にこなすことである。
得意といえる分野をもつのは大事だが、とにかく仕事にはこだわらないこと。好きな技術にはこだわるべきだけど、飯食うためにこだわらない!何でも食う!これが大事と僕は思う。
所詮プログラミングなんて、PythonだろうがBasicだろうがCだろうが同じ。くるくる回ってポンと飛んでまた戻ってくるだけ。その繰り返しとそれにいかに何かをやるのに便利な機能が追加されているだけだから。
大切なポイントを見失わない
それより大事なのは、お客様の喜ぶ、お客様が求めているものを、いかに短い期間で正確に作り上げるか?それだけ。
もしあなたが今、将来の独立を狙うエンジニアなら、今所属している会社、それ自体が君のお客様だと思い練習に励むことだ。
その会社はおそらく、あなたにとても優しく君に寄り添って家族の様に接してくれていると思う。どこの会社よりあなたの事を思ってくれている会社だと思う。とてもいいお客様である。あなたの良き理解者で君を一番に考えてくれるお客様である。そのお客様の君の今の上司、そして社長、事務の人、全ての関係者を自分のお客様だと思い喜ばせてやればいい。にこやかな態度も、話しやすい雰囲気も、そしてなにより大切なのは、仕事の正確さと頼れる技術力と、任せられる安心感。
その先もしっかり見つめて
今いる会社がどこかの会社の仕事を受けているのなら、その元請けの会社に評価され喜ばれる様に頑張る事。●●さんだから私たちの仕事は御社に依頼できます。安心しています。とお客様に言ってもらえる様に今のあなたが頑張って成長すれば、今君が所属している会社は君を離さなくなるだろうし、そうなった時は独立をしてフリーランスになっても、君は仕事が無くなるという不安が無くなる。そこの仕事でしっかりご飯が食べられれば、あとはゆっくり新しい仕事をくれる会社をまた一つ2つと増やせば儲かっていくのだから。
まずは足元を照らせ
自分が所属している会社の上司も経営者も喜ばせられない君の営業力が他社で使えるのか?を真剣に考えてみたらどうだろうか?1番仕事の中では贔屓にしてくれるのは今のあなたが所属している会社であるのだから、そこを落とせないで他は落とせないだろう。あなたを採用してくれたのは、少なくとも今のその会社は君を買ってくれたのだから、まずはそこを攻め落とすことが大事だと思う。
灯台下暗しにならず、今をどんどん切り開くべき
その会社が今求めているエンジニアはどんなエンジニアなのか?どんな動きをして欲しいのか?それはいつもの会議で十分聞き出せる事だし、いつもの動きで理解できる事。もしわからなければ聞けばいい!喜んで教えてくれるはず。まずはその理想をやり遂げる事!
目の前に、あなたの未来をつくる大切なチャンスはある。灯台下暗しにならずしっかりと足元を固めて将来儲かる自分を作り上げよう!
今自分に求められている事、その会社が理想とするあなたへの動きをしっかりききだし、そこに向かって、今日からでも積極的に突っ込むべきである。