10G回線なのに遅い?LANカード・MTU・測定サイトで5Gbps超えを実現!

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要点まとめ

  • 10G回線でも速度が出ない原因はLANカード以外にも多数?
  • 測定サイトによって数値が大きく異なる。fast.comは要注意
  • NICのドライバ設定・MTU・ケーブル・ハブなど全体調整が必須のようです
  • 「みんそく」での実測は5Gbps超。体感速度も劇的に改善
  • 10Gはまだ“趣味枠”だが、知っておくと後々得する知識多し

どうしても許せない“10Gなのに遅い”現実

速度測定ツールで出た数値が 1.7Gbps──おいおい、こっちは10Gbps回線を引いてるんだぞ?なんだかちょっと残念で悲しくなるどころか、笑えてきました。

LANカードはちゃんと10G対応の TP-Link TX401 に換装済み。ルーターも10Gポート搭載、Cat6もCat6aのLANケーブルも引き直した。

……なのに、なんで遅い!?

使用環境と構成(まずは条件を揃えてみる)

私のテスト環境を明示しておきます。
構成の違いで結果が変わるので、まずは共通条件を揃えることが大事。

項目 機材・サービス
PC ドスパラ ガレリア(Windows 11 Pro)
CPU Intel Core i7-12700K
メモリ 32 GB DDR4
ストレージ NVMe SSD 1 TB(Gen 4)
マザーボード ASUS Z690-P
LANカード TP-Link TX401(10GBASE-T)
ルーター NTT PR-600KI(10G光対応)
配線 Cat6a × 15m以下
プロバイダ ドコモ光(10Gbps)+ OCN
測定サイト fast.com / みんそく

オンボードと10G LANカードの戦い

まず最初に試したのが、マザーボードのオンボード1GbEポートとTX401(10GbEカード)との速度比較。

……ところが、測定結果はどちらも ほぼ変わらず。なんで!?NICを10Gにした意味は!?

この時点ではまだ「fast.com」でしか測っていなかった。今思えば、ここが地雷だった。

fast.comは信用できるのか?

Netflix提供の速度測定サイト「fast.com」は、確かに手軽。けど、どうにも挙動が怪しい。

例えばオンボードでもTX401でも 2Gbps前後から動かない。アップロードはなぜか常に極端に低い。これって測定サーバーとの相性?

そんな違和感を覚えたので、信頼と実績の「みんなのネット回線速度(みんそく)」に変更。

勝利の兆し…10G LANカードの真価現る

ここで初めて「10Gに変えた意味のありそうな」数値が出た!

●1G LAN 測定結果(みんそく)

オンボードLAN(1GbE)使用時の実測値

●10G LAN 測定結果(みんそく)

10G NIC(TX401)使用時の実測値。ダウンロード5Gbps超!

カードの性能が本当に出るかどうかは、「測定サイト選び」でも大きく変わるという学びも得られた。。

ボトルネックをつぶす!さらなる工夫

みんそくで5Gbps近くをマークしたとはいえ、まだ理論値には届いていない。なんとかしたい!だって10GBですから!そこでやった追加対策がこちら:

  • LANケーブルは Cat6a
  • ルーターのLANポートが 10G対応であることを確認
  • スイッチングハブも 10G対応品へ交換
  • MTU(最大転送単位)を9000などに設定(今後の課題)
  • NICの オフロード設定フロー制御の最適化(今後の課題)

とくにMTUとオフロードは意外と効くらしい。NIC設定の奥深さにハマる人が多いのも納得。
私も軽く挑戦はしてみたものの、よくわからない。
やはり素人に毛が生えた程度の技術者ではだめなのか….
これは時価の課題として残しておくことにした。

トラブルは友達:NICが動かない!?

ちなみに、このTP-Link TX401──突然認識されなくなる現象があるらしい。ドライバ入れ直してもダメなとうである。私の場合は特にこういったトラブルはなかったけど、もし、そんな状況に出くわした方がいらっしゃったら下記をチェックしてみてはどうでしょうか?

  1. Windowsの省電力設定をOFF(デバイスマネージャーから電源管理のチェックを外す)
  2. BIOSでPCIeスロットをGen3固定に設定(Z690環境で特に安定)

要は、マザーボードとの相性。まだまだ玄人向けのパーツだと思われます。
でも、探求心多い私としてはぐっと惹かれます。

体感速度と実測速度は別物

数字に表れる速度も大事だけど、本当に重要なのは「体感として快適かどうか」。この10Gチューニング(というほどではないけれど)を経て、明らかに変わったのは──

  • 大容量のアップデートが一瞬で終わる
    とにかく速くていままで億劫だったOneDriveがとても好きになりそう。
  • 4Kの同時ストリーミング配信が全く詰まらないらしい
    これはネットから得た情報で、私は試していませんが、まあ見る限りそんな感じはします。
  • LAN内NASのファイルコピーが 700MB/s超らしい
    これも私の経験ではありません。まあ、NAS側の受けも10GBである必要があるので、もう少し安くなったらNASを導入して試してみたいと思っています。

いずれにしても、数値以上に「快適になった実感」があるのは大きな成果かなと思っています。そりゃあ結構な大枚はたいて設備投資したわけなので…

まとめ:10Gは趣味でもあり、未来の標準でもある

今はまだ「マニアの世界」である10Gネットワーク。
でも、少しずつ「ルーターやハブが10G対応になってきている」現実があるなと感しました。
数年後には当たり前になるかもしれない。だからこそ、今やっておくと役に立つのか…それともその頃は技術進化してこの経験はあまり意味がないのか…。
しかし、技術好きの方にはとても面白いかもしれません。
そしてやはり、何より、自分で調べて調整して、速度が出たときの快感──これが最高なのです。

同じ壁にぶつかった方へ

この記事で、同じように速度に悩んだ経験がある方、まだ挑戦していない方にお役に立てればと思います。
10Gを活かすには、まずはLANカード、しかし、“カード1枚差すだけ”では絶対に足りません。
ルーター、配線、MTU、測定ツール、OS設定、そしてトラブル耐性。
一つひとつ積み上げて、ようやく本来の力が出せる世界のようです。

まだまだこれから10Gへの挑戦は待っています!

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