まもなく来る未来には組み込みエンジニアが必要になる!という話

ITぶつぶつ
Yossy
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最近、これからのITエンジニアのキャリアについて考える機会がよくあります。どの分野が将来性があって稼げるのだろう?多くのエンジニアが悩むテーマだと思いますし、私自身もいまだにそう悩んでいます。ただ、最近私は「組込み技術」に少し注目しています。いまさら?ではないのですが….いまだからこそ….

 

なぜ組込み技術なのか

これまで、WindowsやWeb開発のプロジェクトに多く関わってきました。

これらはリソースが豊富で、工夫次第で自由度が高い世界です。しかし、最近はツールの進化やノーコードやローコードの進化によって、これらの分野は手軽になり、だれでもがマスターし多くの人が参入することで競争が激しくなっています。

一方で、組込み技術の分野は「一品一様」、つまりプロジェクトごとに状況が異なり、独自の技術が求められる世界です。IoTや自動運転、ドローンのような最新技術を支える重要な分野であり、今後もエンジニア不足がさらに激化する分野ではないか?と思っています。

組込み技術への第一歩も簡単になりました

最近では、組込み技術に興味を持ち体験してみることも簡単になりました。

Arduinoやラズベリーパイな初心者にも扱いやすい組み込みプログラミングの基礎を学べるオープンソースのプラットフォームがどんどん増えてきています。CPUの種類も多く、記事も多く、情報も豊富なため本当に手軽にはじめることができます。

まずはArduinoあたりで、LEDを点滅させるだけの簡単なプログラムを作ってみると本当にこの世界への入り口のハードルが下がったと感じます。

組込み技術がこれからも!と思う理由

組込み技術がまだまだこれからと思えるポイントがいくつか思い浮かびます。

1. 専門性が高いこと

組込み技術は、電子回路やプログラムの知識が必要で、一般的な開発スキルとは異なる専門性を求められます。そのため、競争相手が少なく、スキルを持っているだけで希少価値が高まります。

2. 需要が増加している

IoTや自動運転の成長に伴い、組込み技術の需要はこれからも拡大するでしょう。家庭用デバイスから産業機器まで、幅広い分野での活用が期待されています。

3. 実務での応用力

組込み技術は「動くものを作る」という実務に直結するスキルです。作ったものが目に見えて動くため、自分の成果がすぐに確認でき、実際の仕事で活かしやすいと感じます。

とりあえず一歩目のArduino

ITエンジニアの方なら一度は耳にしたArduino….とても手軽で楽しい勉強材料ですが、これを使って学べることはたくさんあります。

プログラミングの基礎

ArduinoのプログラミングはC/C++が基本で、条件分岐やループ処理など、基礎的なロジックを学ぶのに最適です。

LEDを点滅させたり、モーターを動かしたりする中で、自然とプログラミングスキルが身につきます。しかも、電子に直接触れるため、コンピュータや周辺のデバイスがどのように動いているのかが手にとってわかります。

これまでWindowsなどOSやドライバーに任せていた闇の部分に触れることができるのです。

電子回路の仕組み

センサーやLEDを基板に接続し、簡単な回路を作ることで電子回路の基礎が学べます。

これから必要となるIoTや自動運転・ドローンなど未来技術に必要な「ハードとソフトの融合」の基本が理解できるのは大きなメリットではないでしょうか。

デバイスとのインターフェース

センサーからデータを取得し、それを基にデバイスを制御する仕組みなども体験できます。

例えば、温度センサーで取得したデータを使ってファンを動かすようなシステムを作ったときは、生活の中で必要な道具を、自分の力で作れる!世の中に実際に役立つものを作ることができるという感覚を得られて嬉しくなることは間違えないと思われます。

Arduinoの学び方

詳細はまた別のコーナーでご紹介するとして、ここではざっとArduinoを使い始めるステップをご紹介いたします。

必要な道具を揃える

まずはArduino本体(例えばArduino Uno)と、LEDや抵抗、センサー、ブレッドボードといった基本的な部品を揃えます。初心者向けのスターターキットを購入すると、必要な道具が一通り揃っているので便利です。例えば下記のようなものです。

シンプルなプロジェクトから始める

最初はLEDを点滅させるだけの簡単なプログラムで十分です。

Aruduinoプログラムは無料のIDEのダウンロードをしてそこでプログラムを作っていきます。

インターネットには多くのサンプルも落ちていますが、setuo や loopといった関数にわずか数行のプログラムを書くだけです。そして慣れてきたら少しずつセンサーやモーターを使ったプロジェクトに進むことで、興味がどんどんわき、自然とスキルが身についていくことと思われます。

サンプルコードやチュートリアルを活用する

Arduinoはコミュニティが充実しており、インターネット上で多くのサンプルコードやチュートリアルが手に入ります。Google検索を利用しても山ほどほしい情報にあたります。たとえは…

それらを参考にしながら、自分のアイデアを形にしていきましょう。

オリジナルのプロジェクトに挑戦する

基本を学んだら、自分のアイデアを活かしたオリジナルのプロジェクトに挑戦してみましょう。

例えば、音声で操作できるLEDライトや、自動で温度を調整するファンなど、作りたいものを形にする楽しさがあります。

次のステップへ

Arduinoで基礎を学んだら、さらに高度な分野に挑戦することをおすすめします。

Raspberry PiやESP32といった高機能なデバイスにステップアップすることで、ネットワークを活用したIoTシステムの構築も可能になります。

また、組込み技術を深めるために、組み込みPythonの学習を進めるのも良い方法です。これらのスキルは、IoTや自動運転のような専門性の高いこれからの未来分野で役立つため、キャリアの幅を広げる助けになります。

組込み技術で未来を切り開こう

組込み技術を学ぶことで未来へ向かっていきましょう。

初心者でも楽しく学べる上に、実務にも応用できる基礎がしっかり身につく便利な道具がたくさんあります。これからのITエンジニアに必要な「稼げるスキル」を磨きつつ、ものづくりの楽しさを体験してみてください。

キャリアの選択肢を広げ、自分の市場価値を高めるために、Arduinoなどで組み込みの第一歩を踏み出してみませんか?その先には、IoTや組込み技術の未来が広がっているはずです。

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