風の時代に生き残る企業になりたいね

900年ぶりに風の時代が訪れたらしい。

確かに、言われてみれば、コロナウイルスという恐ろしい世界的パンデミックが訪れてから、働き方も大きくかわった。

やっと涼しい八坂神社に戻ってきた…

風の時代とは…

google chromeで 風の時代 と入力してググってみるとこんな風に返ってくる

風の時代とは 風の時代とは、お金や資産といった、目に見える物質的な豊かさではなく、幸せや自由といった、目に見えない内面の豊かさの価値が高まる時代のことです。 これまでの常識に縛られることなく、個性がより重視されるようになり、体験や知識を共有すること、上下ではなく横同士のつながりを作ることが盛んになっていきます。

なんとなく、これを読むだけで、僕の性格からしてワクワクする。というか…本質、誰でもがもっている本音の部分からすると、誰でもがワクワクするのでは?

しかし、まさにこの文書だけをみていると、人となかなか交れず、自分のペースで生きていくエンジニアに持ってこいの時代のように思える。

テレワーク、オンライン会議、フリーランス….まさに風の時代にぴったりの単語なんだ

出典:mi-molet

まさにITエンジニアの時代?とも思えるような素敵な単語だらけにおもえる。

この単語の羅列を僕なりに解釈してみると

個人の個性をしっかり生かしながら、形やルールにとらわれず自由にどんどん思うようにやっていこう!でも、みんなとちゃんと心で繋がって、周りの人と協力し迷惑をかけないように、しっかり繋がってやっていこうね!

と言われているような…

この中の後半部分が結構ITエンジニアの苦手な部分じゃないのかと僕は思います。前半はむっちゃくちゃエンジニア向きというか、誰でもが求める事だけど、特に、パソコンに向かってやりたい仕事の人には好都合!

それが好きだから、人とまじわえないから、交わらなくていいからITエンジニアを選んだという人もいるくらい…

だけど、後半が本当は大事でこれからもっと我々の仕事には重要なポイントになるんじゃないかな…

昔なら…

パソコンに向かってキーボードとマウスを動かして、目的のシステムを仕様書通りに作っていけば済む仕事なんだから、なぜ?

と思いがちだけど、しかし、そんな時代は終わった?!

昔のPC9801やパソコンがネットワークに繋がらず、単に計算機のお化けのような使われ方をしていた時代…

使うソフトも、そのパソコン一台で済んだ。ファイルはフロッピーにしまいこみ、それを持ち歩く。他の方との接続はフロッピーで行われた、ひとつひとつがクローズされた世界だった。

作るシステムも、それ一台の中だけで終わる、小さなもので、誰にも相談しなくとも答えはだせた。

今は…

全てのパソコンはネットワークで繋がり常に外部との接続の中で生きているものになった。

インターネットが出来る前は、社内ネットワーク、次には専用の回線で拠点間ネットワークになり、今は、海を超え、人の垣根を超えたインターネットによるネットワーク

パソコンもシステムも常に周りとのコミュニケーショを取りながらうごいていくのが普通になった。

手の中に入るスマホですら、SNS、メール、ブラウザーなど全て他との連携で動く

システムは大きくなり、開発上も様々な方との連携が必要となる。様々なシステムや様々な仕様書、データとの連結が必要となる。

自分1人の世界では到底動かない

テレワークによる開発

そんな巨大なシステムを、テレワークという方式で開発を始めた。

そして、会ったことも、一緒に飯食ったことも、一緒に笑ったこともない人と、ちょっと面談しただけで仕事を始める時代になった。

与えられた仕様書を読み、あとは黙々と自宅のパソコンで開発をする、そんな時代になったけど、、、、

自分が作るシステムは、巨大なコミュニケーショの中の一つであること、つまりコミュニケーショが出来るシステムを、コミュニケーション無しで作らなくてはいけない….

よくわからないけど、どれだけ難しい事をしているのか?コミュニケーション無しにコミュニケーションツールをつくるのだから、つくる人にはよほどのコミュニケーション能力がないと作れない。

ましてや仕事を出す方がもっとも重要

これから会わない人にちゃんとしたシステムを完成してもらうために、相当な設計と管理能力が問われると…

風の時代の良い点でもあり難しいところでもあると感じます

日本人にちゃんとできるのかな

元々アメリカや海外には長期バカンスや、自宅での作業というのがあったと思います。

僕が2006年頃、アメリカのシアトルのMicrosoft本社に行った時、オフィスの机はそれぞれ独立したしていて、上司の机は殆ど座っていなかった。自宅での作業だったり、ロングバケーション先での対応だとかだった。

だから、テレワークとかオンライン会議は普通に行われていたんじゃないかな?コロナのせいで多少は加速したとは思うけど、そんな文化が元々あったと思う。

けどけど日本…もともと机寄せて島作って、上司がいて、それを睨む遠い偉いおっさんがいてという独特の体勢

朝礼からラジオ体操?夕礼して飲み会で飲みニケーションする人種…そうやってきた人種がいきなりうまくテレワークを,使える?

受ける方は若い人たちだから自然だろうが、古いそんな時代を生きてきた先輩がうまくテレワークを使いこなせるのかなあ…

結果よりプロセスを重要視する風土でできるのかな?

結局、タイムシートの時間だけで安心して、出来上がりはぼろぼろなんてことだらけにならないのかなぁ

風の時代に合わせた企業風土を

難しいけど、これからの若い人たちは、多分自然に素でこの時代を普通に生きていくのだろうから、

我々、古いおっさんたちがそれに合わせた企業風土と仕組みを作り、新しいスタイルで生きる努力が必要なんだろうと思う。

いつまでも、昔のおっさんが作ったスタイルで続けて行ったのでは、企業自体がガラパゴスになり、これから継続できない発展しない企業になるのだろうな

タイムシートの提出やタイムシートでの管理を良しとすることから離れて、結果で判断をする体質と仕組みを作らないと、日本企業皆んな潰れるよって思う

仕事の出し方も作り方も、テレワークに合わせた結果をしっかり評価できる仕組み、その能力を企業側が持たないと

さらにぼろぼろのシステムを作り、どんどん世界から取り残される、日本になる

そんなジジイの心配

ITぶつぶつ

Posted by Dr.Yossy