プログラムを開発ボードに転送
では、いよいよサンプルプログラムを転送してみましょう。転送ツールの起動アイコンを押下します。
転送ツール(FLASHSimple)が起動します。
Browse」を選択して、書き込みを行うファイルを選択します。デスクトップにある「SAMPLE」フォルダにある「sample.mot」を選択し、「開く(O)」ボタンをクリックしてください。
FLASHprogram」ボタンを押下し、開発ボードにプログラムを転送します。
転送が開始されます。(転送が終了するまでそのまま待ちます)
転送が無事終了しました。「OK」ボタンを押下してください。
転送が失敗した場合は、以下のメッセージが表示されます。
接続が正しく出来ているか、開発ボードは書き込みモードになっているか、リセットは押したか、電源はあっているか、転送ツールの設定は正しいかを確認してください。
転送するポートは正しくセットしましょう
転送が失敗した場合は、失敗する要因として転送ツールに設定しているPort番号が実際に接続している番号と異なっている場合も考えられます。その場合はPort番号を変更してみましょう。転送ツールの「FALSH」メニューから「Settings」を選択してください。
PortnameのCOM番号を変更して転送を試してみてください。
順番に変えていくのもひとつの方法ですが、ちゃんと確認する方法もありますので一緒に確認してみましょう。
デバイスマネージャでポートを確認する
コントロールパネルからデバイスマネージャのダイアログを開き、「ポート(COMとLPT)」を選択します。
使用しているUSBシリアルケーブルが認識されているCOMを探し、その番号を Setteingsに指定します。
パソコンには複数USBを指す箇所があり、指す場所ごとにCOM番号が割り振られています。そのため、USBを接続した場所によってCOM番号がかわるのですね。
接続場所を変えてみるなどして、番号が変化することを確認してみてください。
転送したプログラムの動作確認
転送が終了したら電源スイッチ(①)をOFFにしてください。そして、プログラムスイッチ(②)を「通常モード(上方向)」にし、電源スイッチ(①)をONにし、リセットスイッチ(③)を押します。
これで、プログラムの転送は完了です!!
先ほど、あなたがコンパイルを行い、開発ボードに転送したプログラムが開発ボードに書き込まれました。最初はタクトスイッチ(⑦)を押しても何も動作しませんでしたよね?
タクトスイッチ(⑦)の一番左端のスイッチ1を押してみてください。LCDに「HELLO EVERYBODY/LCD SAMPLE」と表示されましたね。
見覚えがありませんか?サンプルプログラムの17行目・18行目に書かれているメッセージをLCDに表示しているのです。
そして左から2番目のスイッチ2を押してみてください。LCDの表示が消えます。
パソコンで作成したプログラムを開発ボードに転送することにより、開発ボードは作成したプログラムの通りに動作するようになります。
開発ツールの操作説明は以上です。これからは「技術者育成カリキュラム」で学習しながら『マイコン制御の扇風機』のプログラムを作っていきましょ
コメント