それではまずは一番簡単なArduinoプログラミングを体験してみましょう。
1.セッティング
まずはあなたが購入したArduinoボードとPCとをUSBケーブルで接続します。
まだボードを購入されていないようでしたら、まずはボードの購入を行ってください。
もし、どのボードを購入するのか悩んだのであれば、まずは一番扱いやすい Arduino UNOがいいと思います。
2.開発用の統合環境(ソフト)をセッティングします
Arduinoのサイトからダウンロードしインストールした、プログラム開発用の統合環境を、PCのデスクトップのアイコンをクリックして起動しましょう。
この画面がプログラムを組むための基本の画面です。
この画面が開いたらまずは、あなたが使用するArduinoの種類とArduinoのボードが接続されているUSBのポートを指定します。
指定のやり方
●Arduinoの種類を選択する方法
下記のメニューからせゆ族されているボードを選択します。
ArduinoUnoの場合は、 下記のとおり Arduino/Genuino Uno を選択します。
●接続されているUSBポートの選択の仕方 <<あとで画像差し替える>>
3.Lチカプログラムの記述
最近流行?の言葉でしょうか…Lチカ…LEDをチカっと光らせるということで、この言葉を使って多くの方が記事を書かれていますので、私もちょっと使わせていただきました。
プログラムは下記のように書いてください。
使用した関数の説明は 下の関数リンクをクリックしてください。文法ページへジャンプします。
pinMode(13,OUTPUT) digitalWrite(13,LOW) delay(100)
4.プログラムのダウンロード
記述したプログラムをダウンロードします。
Aruduinoの統合環境には、「コンパイルだけ」と「コンパイル後ダウンロード」の2つがボタンで用意されています。
メニューバーの ファイル の下の左側のチェックマークアイコンはコンパイルだけを行います。
その右横の→は、コンパイル後に自動でボードへファイルを書き込みます。
コンパイルやプログラムのがボードへの書き込み中には画面右下にプログレスバーが表示されます。
ダウンロードボタンをクリックすると、このプログラムを名前を付けて保存していない場合、ファイルダイアログが勝手に開き、保存するように言ってきます。(とても親切) もし、保存したい場合は、何かの名前を付けて保存してください。 保存しないで実行だけしたい場合は、キャンセルボタンをクリックすると、保存はされずにコンパイルとダウンロードが実行されます。(ただし、保存しないと毎回この画面が開いて鬱としいです) ※Arduinoのプログラムは、入力したファイル名と同じフォルダーを作り、そこに .inoというファイルを保存します。 .inoファイルだけを保存できません。また、フォルダー名とinoファイル名は同じ名前でなければなりません。万が一.inoのファイル名だけを変更してしまうとArduinoの統合環境に怒られてしまします。
さて….書き込み中にはボード上の下記の赤枠で囲った部分のLEDがチカチカします。
これはPCとボードが通信を行っていることを示します。
ダウンローが完了すると、統合環境はボードに自動でリセットをかけ、そのプログラムを実行させます。今回のプログラムが実行されると、下記赤枠で囲んだところのLEDがチカチカ点滅します。
5.簡単なこのプログラムの説明
プログラミング基礎
Arduinoのプログラムには、必ず setup と loopという関数が必要です。
setup関数は、ボードプログラムが起動して1度だけしか呼ばれない、ボードのセッティングなどの初期動作を記述します。(ここでは13番ピンを出力モードに設定)
loop関数は、C言語でいうmain関数です。
ただし、C言語のmain関数は必ず上から下まで走って終わりますが、この関数は文字のとおりloopなので、ずっとここの中をloop(繰り返し)します。
Arduinoのプログラムにmain関数がないわけではありません。Arduinoではmain関数は別の部分に記述されておりますので、このユーザープログラムの中に main を作ることはできません。
ボードLED
今回チカチカさせたLEDは、ほとんどすべてのArduinoボードに標準搭載されている、サービスLEDです。Arduinoのボードの種類によって接続されているポートが異なる場合がありますが、だいたいは13番ピンに接続されているようです。
そこで、配線するのも面倒で、とりあえずプログラムを実行してみたかったので、このサービスLEDを使って遊んでみました。