ITエンジニアが持つべき「ワクワクする喜び」の力

ITエンジニアという職業は、単なるプログラムを書く作業ではないのですね。それは、何か新しいものを生み出し、人々に価値を提供する創造的な仕事です。つまり、アートな世界何だと思っています。だからこそ、ただ与えられたタスクをこなすだけではなく、「やってやるぞ!」というワクワクした気持ちを持ち、作ることそのものに喜びを感じる姿勢が重要です。そして、その作るものは自分の作品なんです。

しかし、ITエンジニアとして働く中で、「仕事」という枠にとらわれ、その創造的な喜びを忘れてしまう時間が多くそれが現実であることも確かで、なんともやるせないシーンに出くわすことが多い35年です。

作る喜びを見つける:エンジニアの本質的な使命

ITエンジニアにとって、作ることの喜びを感じることは、仕事のモチベーションを高める最大の要因ではないでしょうか?たとえば、システムのコードを書いているとき、ただ動けばいいという感覚ではなく、「これが人々の生活をどう変えるのか」を想像することも一つだと思います。コードが形となり、その形が動き、最終的に誰かの役に立つ。そのために私たちはこの仕事をしているのだから。それが身近な上司でも同僚でも構いません。それを実感したときの達成感こそ、ITエンジニアとしての醍醐味です。

自分だけの喜びにとどまらない作り手の視点

コードを書くときには、自分自身の喜びだけでなく、その喜びがどのように広がっていくかを想像しています。

1. 上司が喜ぶ瞬間を想像する

自分が書いたコードを見た上司が「素晴らしい!」と感心する姿、コードの品質や構造が美しく整理されていれば、上司からの評価も高まり、自信につながります。もちろん上司ではなくても、同僚でも結構です。とにかく、自分以外の人がみて、素晴らしいという一言、その相手に与える感動の一瞬が喜びです。

2. 発注元の期待に応える感動

発注元は、あなたの成果物に期待を寄せています。彼らの抱える課題を解決するためにシステムを納品し、その瞬間に「これが欲しかった!」と笑顔になる姿を想像しながら、芸術的に綺麗なソースコードを仕上げて下さい。スペースの使い方、インデント、コメントの付け方ひとつ一つをしっかり丁寧に!

3. お客様の生活を豊かにするシステム

作ったシステムを使うお客様が、その便利さに驚き、日々の業務や生活が楽になる。その瞬間が作り手のエンジニアの努力が、直接的に誰かの人生に影響を与える瞬間です。喜びです。

「作ること」を仕事以上の価値にする方法

1. 自分のシステムがどのように使われるかを想像する

エンジニアとして取り組むべきは、単に仕様書通りに作ることではありません。仕様書はもちろん大事です。ですから基本は仕様書通りなのですが、その仕様の文字やフロー以外に、そのシステムがどう使われるのか、現場でどんな風に役立つのかを深く理解することが必要ということです。

例えば、業務効率化を目的としたシステムを作るときには、現場のスタッフがそのシステムを使い、作業がスムーズに進む姿を想像してください。その「未来図」を描くことで、その仕様書に書かれていない、文字の向こうにある大切な仕様がみえてくるはずです。

2. コードの美しさを追求する

システムの性能や機能はもちろん重要ですが、ソースコードの「美しさ」もエンジニアの喜びの一部だと僕は思っています。

読みやすい、効率的、再利用可能なコードを意識して書くことで、次に触れる人にも喜ばれる成果物、喜ばれる結果を提供できるものだと信じています。

たとえば、無駄のないスッキリとしたコードは、他のエンジニアが見たときにも感動を与えます。上司や同僚に「このコードは見やすい!」と言われる瞬間は、作り手として醍醐味です。

3. チームの喜びを広げる

ITエンジニアの仕事は個人プレイではないことが多くあります。チームの一員として働き、その成果をチームで共有することも喜びの一つです。そのコードを他の人に利用できる様に考えて作ること、コードレビューを通じて意見を交換し、チーム全体でより良い成果物を作ること、このプロセスを楽しむことで、エンジニアとしての価値も高まるのではないでしょうか?

「最高の自分」を信じる姿勢を持とう

1. 自分を鼓舞するワクワク感

エンジニアとして成功するには、「自分ならやれる!」というポジティブな気持ちが必要です。困難な課題に直面したときも、『どうやってこれを完成させたろう!』と、ワクワクした気持ちを持って取り組むことで、乗り越えられる力が湧いてきます。

2. 挫折の中にある学びを楽しむ

しかし残念ながら人間完璧ではないので、どんなエンジニアも、必ず失敗を経験します。しかし、失敗は成長の糧です。挫折を肥やしに、それを乗り越えた瞬間に「それは俺の試練だ!これで俺は一歩上に上がった!次はもっと良いシステムを作れる」という確信を持って明日を迎えることが素敵です。

ITエンジニアが喜びを共有する未来へ

くどい様ですが、ITエンジニアの仕事は、ただプログラムを書くことではありません。それは、チームやお客様、社会全体に喜びを提供する創造的な活動です。

• 自分自身がワクワクする

• 上司や発注元を喜ばせる

• システムを使うお客様を幸せにする

これらを実現するためには、自分が作ることそのものを楽しみ、自分を信じる姿勢が大切です。

あなたが作るシステムは、ただのコード、ただの仕事ではなく、人々の生活を変える可能性を秘めています。その責任と喜びを感じながら、これからも最高のシステムを作り上げてください。

いつも「俺は最高だ!」と心の中でさけび、ITエンジニアとしての道をずっと楽しんで進んでいきましょう。

仕事に追われて余裕のない日もあります。

いつもいつも、そんなふうに楽しめる余裕はないかもしれません。しかし、お風呂に入っている時、トイレに入っている時、お酒を飲んでいる時….

俺は最高だ!私は最高だ!を自分自身に一回だけでも叫んでやって下さい!きっときっと素敵な明日がくるはずです。

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