Arduino ProMiniについて
Arduino Unoと同じCPUを使いUnoから余計な回路を除外しできるだけ小さく(幅18mm 長さ33mm)まとめたボードです。
余計な部品がないため、小さな機器への組み込みなどには向きますが、ブートローダで2KB使用されているため、プログラム領域がUnoに比べ若干小さく組まなくてはいけません。
また、ProMiniには5V16MHzで動作するものと、3.3V8MHzで操作する2種類があり、自分のシステムに合わせたボードを選択することができます。
プログラム書き込み用のUSB端子がないため、PCとの接続には、ピンヘッダの取り付け(半田付け)と、別途下記のような外付けのUSBボードが必要となります。
また、アナログポートがUnoより2つ多いバージョンも販売されています。
国内ではスイッチサイエンスで購入することが可能です。
スイッチサイエンスで販売しているProMiniはArduinoが公式に認めたサードパーティのSparkFunが製造するモデルで、これはアナログを2ポート(A6,A7)を使用することができます。
ただし、A6,A7を使用する場合はテキストエディタで(Arduino.exeのあるフォルダ)\hardware\arduino のboard.txt を開き、pro5v328.build.variant=standard を pro5v328.build.variant=eightanaloginputs と書き換える必要があります。
比較項目 | ProMini | Uno |
動作入力電圧 | VIN端子にのみCPUに合わせた5Vか3.3V | 7~12VのACアダプタが使え |
ピンヘッダー | 無し(プリントパターン) | あり |
USB | 無し(外付けを別途用意) | あり |
アナログポート | 8個 | 6個 |
Flashメモリー | 32KBのうち2KBがブートローダで使用 | 32KBのうち0.5KBをブートローダで使用 |
ISP端子 | 無し | あり |
PCとのUSB接続方法
FTDI USBシリアル変換アダプター(5V/3.3V切り替え機能付き) をスイッチサイエンスで別途購入します。(1,512円)
Arduino ProMini本体にはピンヘッダを秋月電子で購入し半田付けをします。
そのピンヘッダ部分に購入したアダプタを取り付けPCと結びます。
SPEC
CPU | ATmega328P | |
クロックスピード | 16MHz(5V) / 8MHz(3.3V) | |
バスビット | 8 Bit | |
CPU種別 | AVR | |
動作電圧 | 5V / 3.3V | |
入力電圧(推奨) | 5V / 3.3V | |
デジタルI/Oピン | 14 | |
PWMピン数 | 6 | |
アナログ入力ピン | 6 / 8 | |
5VDC出力電流 | 20 mA | |
3.3VDC出力電流 | 50 mA | |
Flashメモリ | 32 KB : 2 KB はブートローダで使用 | |
SRAM | 2 KB | |
EEPROM | 1 KB | |
Size | (L)33mm (W)18mm | |
参考価格 | 1,243円 2016.8.16 スイッチサイエンス |
ドキュメント関連(原文リンク)
●EAGLE FILEによる回路図
●PDFによる回路図
●DXFファイルによるボード外形図はありません
●ATMEGA328Pのピンマッピング